2017年6月29日木曜日

詩 145

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 |~.~ ~ ~. ~ ~ ~ ~.~~~ ~.~~~~~|
 |   ◯                ◯     |
 |    o               o     |
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 |          ./:∵: ヽ/il              |
 |          (・ω・ ゞiヽ!              |
 |          `'ー---‐´                  |
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 |。 o 。  0 o。 o 。o 。 o。o。 o ο。o 。o 。  οo 。o。 o。0 oo。|
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甘い香り漂う街角 瓦屋根に鴉が仲睦まじく 寄り添う様に心奪われて

水車が回る音 鴉の鳴き声と響きあう 空を見て何を語っているのか

人もふらりと立ち寄る場所 引き寄せられる何かがある 人も鳥も変わりなく

突き放せば離れてしまう 甘さも過ぎれば毒になる 程よい甘さが人気の秘密



                                和菓子屋の屋根




甘いものは、いつでも誘惑してきますね。 ('ω')
美味しさや香りだけでは、引き寄せるものは少ないのかもしれません。
少し優しい色をのせたり、色々な形にしてみたり。
何か伝わるものが足されたのなら。
素敵な気持ちが待っているのかもしれませんね。

2017年6月28日水曜日

詩 144

      .(⌒⌒ )          \ | /
         .(⌒⌒ )      ― ○ ―
                   / | \
∧_∧         ∧_∧
(´・ω・)       (・ω・` )
O┬O )      O┬O )    (◯)
◎┴し'-◎ ≡    ◎┴し'-◎ ≡   ヽ|〃
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朝凪の川下り 薫風を追い袖を撫で 揺れる簪は風鈴のように

船の護衛は真鴨達 誇らしげに鳴き胸を張る 頼もしさに笑み零れ

時は止まらぬ流れと同じ 誰かを支え支えられ お互い様を忘れないで

架かる橋より手を振られ 知らぬ人とも縁がある 振り返せばきっと拓ける



                               鴨と船



わからないこと知らないこと沢山ありますね。 ('ω')
驕ることなく、傷つけることのなく。
いつかどこかで繋がるかも、そんな縁は沢山あるはず。
心地よい出来事の先。
忘れるなと鴨達に怒られて。




 

2017年6月27日火曜日

詩 143

          ∧ ∧   ∧∧   ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧
       ____(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)(´・ω・)
      / \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
     .<\※ \_________________________ヽ
        ヽ\ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※  ※ ※ ※ ※ \
        \`ー─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ── ──  ─ ─ ─ヽ



池の蛙が頬杖つく 雨催いの空は落ちてきそうな 見えない虹が薄く色づく

物音もしない日々 足踏みするのも大事なことと 座り込んでは足を抱え

菖蒲の花が首傾げ 不思議そうに左右に揺れて 雨は必要なものなのだと

もう少しだけと小さな声 蛙に手を差し伸ばし 指先にまた頬杖ついて



                             蓮の蛙




人は、どこを向いているのがいいのか。
前も後ろも、どっちを見ても視界には入るもの。
沢山見渡して目に入るもの。
きっとどれも必要なのでしょう。 ('ω') 




2017年6月26日月曜日

詩 142

    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス       ,,..,,,,
  ∠シ ,,・ω・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        (     )
    と__)_)     旦 `'ー---‐´




少し機嫌の悪い天気 蛇の目の傘が連なる 千の日詣でる紫陽花道

人の願いは移り気 都合もよく調子も良く 真なる心はどこにあるのか

手を合わせて祈り 小さな事から大きな事まで 叶うかどうかは明日の空

紫陽花達が微笑んだら 何か良い事あるかも 些細なことが大事なこと



                                 紫陽花道


祈るだけなら、なんてもったいない気がしませんか。
心籠めて願ったのなら、叶う力にしていきたいものですね。
少しばかりのお賽銭と共に。
今日は曇りのち雨でも、明日はきっと曇りのち晴れ。 ('ω')

2017年6月21日水曜日

詩 141

   ─二三 (´・ω・)っ\人_/
─二三   ι、   _,二^)   >
  ─二三   `ー' ´⌒Y^\


傘を持たずの散歩道 初夏の小川は澄み切って 鴉も帰る夕暮れ時

山百合は灯色に染まり 涼しき風を背に受ける 足取り軽く蛍の中へ

儚い黄緑色の舞 淡い光弛むことなく 誰もが魅せられ立ち止まる

楽しそうに嬉しそうに 習うべきことが光の中 見とれて惚れて追いかけて


                                  蛍の川






蛍の光は不思議ですね。 ('ω')
惑わすような、導くような感じがします。
自然の中に学ぶことは多く、いつも感じ入ってしまいます。
感じたままに心に残して、残ったそのこと伝えられますように。


                                

2017年6月20日火曜日

詩 140

   ∧ ∧
 o゚ ('(‘ω‘* )
 _ヽ ___⊂ )_
.(_,_,_,_,_,_ _,)
 | ゚。  `i i´。|--、
 | ゚ o゚。 U゚o。|┐.|
 | 。゚    ゚ |_|.|
 | ゚ . o。 |__ノ
 !___.____.!



川面に瑠璃色 止まり木の上で愛しく鳴く 恋の思いかお腹が空いたのか

流れる川を飛び交い 今日もお気に入りの場所へ どこか人と似たような

美しきは生まれ持ったもの 願い勝ち取ったものではなく 有難味はほとんどなく

あるものが零れないよう あって当たり前のものはない 無くならないものはない

飛び立つ瑠璃の鳥 人にわからぬ苦労もあるはず 心の川面に響く鳴き声


                                    瑠璃の鳥



鳥達は空を舞い、美しく鳴きます。
鳥達にしてみれば当たり前の事。
違うからこそ感じられる。 そんなこと多いのではないでしょうか。
色んな物を色んな見かたをする。
大事なことかもしれないですね。 ('ω')



                     

2017年6月14日水曜日

詩 139

        _,,..,,,,_   /     /     /
          / ・ω・ヽ
       / // |ヽヽ\     /    /
       ^^^^^.|^^^^^^
    . /    | _,,..,,,,_  /    /     /
          |/  ・ω・  ヽ
      /    l     l   /    /
            `'ー---‐´ 。。。。。



海辺の砂場に声響く 童の残した砂の山 今では蟹の住処となりて

人は寄り添い歩きゆく 一人ではとても生きられぬ 手を繋いでも繋がなくても

自然の中ではか弱き者 強者などでは決してなく 小さく助け合うもの

波の音に安らいだのなら もう一度立ち上がろう うずくまるのもひと時の事



                                蟹の山



晴れた日に少し歩く。
とても有意義な時間になると思います。 ('ω')
道端に、小川に、街路樹に。
小さな発見あるはずですよ。
見上げた空は青いでしょう。

2017年6月9日金曜日

詩 138

___     |_   :::::::::::::|: | | ̄ ̄| ̄ ̄|
    |   | \. :::::::::::|: | | // |   |
   ゚ |   |        .|: | |__|__|
     |   |     ∧∧                 丶 ̄/__
     |   | ̄( ´・ω・)\.  |: |田 (;;;::..);;;O;;
     |   | ̄(::::::::::)|  \|: | ̄ ̄ ̄| ̄  ̄|
     |   | ̄ し─O ̄|  .|: |     。| 。   |
 __ |   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |: |     |    |
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  | _ _|


お寺へと続く峠道 五段坂の先へと手を振る 青紅葉も共に揺れ

見送る背が小さくなり 行き交う人も移ろい 無事を祈ることしか出来ず

お元気での一言 別れではなく再会の約束 何度も何度も見送りて

言霊が持つ力 もう会えぬとも縁は解けぬ 願いも送る坂の道



                                  五段坂の茶屋



涼甘味が恋しい季節になりました。 ('ω')
古都の甘味は、どこも美味しく素敵です。
一息ついたときに、ふと思いよぎったら。
果ての先に思い馳せるのもいいかもしれません。

                     
                      
                        
                              

2017年6月7日水曜日

詩 137


   _          ,, -、 ,っ
 <´ 3ヽ、   ∧,,∧   < 3 )   ∧,,∧  /'⌒>
 ∠,・_,つノ と(_ _)っ  ∠、・ _、つ c( ・ω・ )っ  と、_ _>



紅い実がふわり浮かぶ 空を横切る翠の道 道端を灯し彩りて

優しい香りが人を呼ぶ 微笑み笑う時の香りに似た 心に残る良き香り 

誰かに教えられたなら 寄り添い実る小さき朱を 人のように寄り添う実

甘酸っぱさ心に残る 手を取り寄り添うことを伝え 赤く染まれば甘くなる



                                桜桃の灯り




紅く甘いさくらんぼ。
とても美味しく素敵ですね。 ('ω')
鮮やかさに見惚れたなら、小さな声が聞こえるかもしれません。
嬉しさに溢れた赤い実たちの声が。






2017年6月5日月曜日

詩 136

  O o。
    〔  〕
   __|_|________
 /////////   \  
 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|.
 || ∫ ∫    ∫∫  ||____|   ∧,,∧
∠二二二二二二二7     .|. (´・ω・)
 ||/ / / / / /  ||__ .∽∽[] (:::O┬O
   ̄◎ ̄ ̄ ̄◎ ̄        ◎-J┴◎ 


幾百の齢を重ねた 青く茂る楠の神木 太く長い枝は逞しく

昼のひと時枝の上 猫様たちの宿場となる 幹も枝葉も気持ちよさそう

そっと風が揺らしたなら 寝ぼけ眼で見渡して 愛くるしい笑みの時

どこにでもある 締めた心の帯を緩める瞬間 見逃さないで休む時

          
                               楠の宿場




くるりとした猫様の瞳は魔性の力がありますね。 ('ω')
思いつめたり、きつく倒れ掛かった時にはいい薬になります。
頑張ることは必要、同じくらいに休むことも。
見上げた先に、癒しのものがあることを忘れないで。

2017年6月1日木曜日

詩 135

    ∧ ∧___
   /(*・ω・)  /\
 /| ̄∪∪ ̄|\/
    |      |/



十色の花が高台に咲く 誇らしげな花立ち姿 一輪の花は空に透けて

鮮やかに空へ真っ直ぐ 競い合い我こそはと 誰もが称賛し手を叩く

空を仰ぎ目指すもの 色鮮やかに映えるもの 良き香で引き寄せるもの

透けた花は揺れるだけ あってもなくても気が付かれず それでも意味はきっとある

ただ一つ周りの花の為の花 悲しきことすら知られずに 空に溶け込み美しく



                                  透明の花 





暑い日々が続きますね。 ('ω')
これから夏、力の季節です。
頼りない足取りでも何かを掴む、なんて思ったりもします。
ふと目にしたものが心に残ったら。
そんな素敵を追いかけて。