2016年8月26日金曜日

詩 87

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古くからある石畳 ずっと後ろに続いている 背を向ければ戻れない

咲けば何より艶やかで 散れば葉だけの月なみ樹 秋を待たずに枯れ落ちる

不徳を抱え前を向く 気にも留められぬ落葉の中 悲しみだけは樹に宿り

縁の環から外れても 春にはまた咲き誇る 例え刃の雨が降り注いでも

誰も知らない巡るもの 寂し悲しの物語 咲いた影にも花はある




                                  落葉の桜




秋口の桜は静かに葉を落とします。 誰も見向きもせず知りもせず。
小さな声で、何かを囁いているような。 聞こえますか。
艶やかなものにも寂しい時はあるものですね。
長く朽ちる事無く、また美しき花が咲きますように。

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