2016年8月31日水曜日

詩 88


      ┌─┐
      |美│
      |  |
      │ |
      │ 味│
      │  │
      └─┤
         │       _。_   _。_    ∫∫∫∫∫    ∧,,∧
         │     c(__ア c(__ア  旦旦旦旦旦 ( ´・ω・)
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|─□(  つ_0
  ~ ~ ̄◎ ̄◎ ̄   ̄◎ ̄ ̄ ̄◎ ̄   ̄◎ ̄ ̄◎ ◎ヽJ┴◎





涼風に乗って尾羽は舞う 空は高く雲も疎ら 見渡す世界はどこまでも

鬱蒼とした野原 虫達の鳴く声で沢山を知る 良き事ばかりではない

そこに何かあるはず 抱えきれない事柄の中 目の前の事は意味がある

目を逸らせば流れゆく 一度しかない今この時 何もなくとも過ぎていく

野分に飛ばされないよう 舞えば何か目印にはなる 分け合う事が出来るはず 


                                     朱の尾羽


最近は色々と考えることが多く、貴重な体験だと思っております。
学ぶことはありがたく、すり減っていくのも感じますが・・・。
生きていくのは大変です。 みんな何かを抱えています。
お互いに持ち合えたら、重いものも軽くなるのでは。
沢山の事を考えすぎて、少し混乱気味の最近でした。

2016年8月26日金曜日

詩 87

            * * * 
           *  *   *  *
            *  *   *  *  *
          * *  *  *  * *  
    )      *  *   *  *     
     )         * * *      
                        
      )          
    ;         
 //    
 |                         

 |         ∧ ∧              ∧∧       ∧∧
 |        (    )    ∧ ∧      (   )       (  .)   
 ヽ     ,、   (,,,_)    (   )       ( o )      (  ) 
        .       ( o )      
  



古くからある石畳 ずっと後ろに続いている 背を向ければ戻れない

咲けば何より艶やかで 散れば葉だけの月なみ樹 秋を待たずに枯れ落ちる

不徳を抱え前を向く 気にも留められぬ落葉の中 悲しみだけは樹に宿り

縁の環から外れても 春にはまた咲き誇る 例え刃の雨が降り注いでも

誰も知らない巡るもの 寂し悲しの物語 咲いた影にも花はある




                                  落葉の桜




秋口の桜は静かに葉を落とします。 誰も見向きもせず知りもせず。
小さな声で、何かを囁いているような。 聞こえますか。
艶やかなものにも寂しい時はあるものですね。
長く朽ちる事無く、また美しき花が咲きますように。

2016年8月24日水曜日

詩 86

   ∧_∧ lヽ,,lヽ
  ∬ ( ・ω・ ) ( ・ω・ ) ∬ 
 (ニニニ∪ニニニニニニニ∪ニニ) 
 ',;;;;;;;;;;;======;;;;;;;;,' 
  ',;;;;;;,r´兵 |ど `lヽ;;;;;,'
  ',;;;lト| 衛 |ん ̄l ,;;,'
   ゝニニニニニニノ




藍の底から湧き出でる 清き泉の透明よ 沈みゆく身は軽くなく

差し込む光は掴めない 伸ばした手を射続ける 瞳の先には何もなく

夢見し時は輝いて 宴の最中に立ち寄るような 賑やかなれど音はなく

芽吹き伸びて空を見る 咲くも散るも決められず 風に乗るのは種の時

撫でし子が指す道へ 揺れる花束を胸に抱き 遠音に響く鈴を追いかけ



                                  晩夏の撫子




過ぎ行く季節は寂しいものですね。 何か手を振っているような。
一つ一つの事柄に教えてもらい、一つ一つを刻んでいきたいものです。
憂う時は多いけれど、その中にも笑顔を多く持ちたいと思います。
人生は曇りのち雨、時々晴れ。 その位がいいのかもですね。 

2016年8月12日金曜日

詩 85

       ○ 
       o 
       。o 
       。 
      。 __ 
    (・ω・)/∈∋|   
(ヽ/ ̄ ̄U ̄ ̄ ̄ ̄\ 
∈∋ 〓 ◇◇◇ 〓¢ )
(ノ\     ロ ロ   丿 
    ̄ ̄\二二/


 
水が澄めば空も晴れる 水が濁れば空も曇る 水滴一つで変わりゆく

木漏れ日の森 朽ちた社に清水湧き 割れた鏡を覆い尽くす

瞳に映らぬ唯一つ 誰も見る事叶わぬ 己の姿形は人にしか見えぬもの

水鏡は真を映す 笑えば笑い泣けば泣く 人の振る舞いは表と裏



                                水の森の水鏡




気が付かないうちに不幸な顔になっていませんか。
あなたが泣くと周りも泣きます。 笑顔でいれば、皆笑顔になるでしょう。
人は一人ではない。 縁のある人達に少しでも福を。
いつでも心に湧水を。 心に清水湧き、濁る事なく笑えますように。



 


2016年8月9日火曜日

詩 84

     △      △    △
   ノノノハヽ   ☆ノノハヽ  〆〃ハハ
    リl|*´∀`l|   ノk|・ω・)  リ|*・ヮ・)|
    |  フ フ    | フ フ    |  フ フ
 ~~ ノ_ノ ~~ ノ_ノ ~~ ノ_ノ




物悲しい秋を呼び 空は白藍に染めて 丸い太陽の傘を広げる

焼けつく暑さは命の証 試練でも厳しさでもなく 優しさを天より差し伸べる

見上げた先に入道雲 鬼のような腕を伸ばし 傘をしっかり支え持つ

見果てぬ夢は心の力 高鳴る鼓動は希望の存在 輝く涙は生きる願い

去りゆけどまた巡りくる 逃そうともまた掴んで 滅びの歌はまだ早い


                                     鬼の日傘




人は生きていかねばなりませぬ。 
誰に決められたわけでもなく、誰に強いられたわけでもなく。
小さな事でも、大きな事でも、地に足を付けて生きていきましょう。
涙は虹を、笑顔は福を、怒りは思いやりに変えて、どこまでもどこまでも。








2016年8月3日水曜日

詩 83

          ∧_∧
         ヽ/ ・ω・)ノ lヽ,,lヽ
    ノ)     { /   、(・ω・ )ノ  ノ)
   ~(@)    ヽj´      )_ノ   (@)
 : : ...,,,;:;:;:;;;;:::;;;;;;; : : : : : : : : : : : : : : : : :



夏の夜は短く 花火は空を彩って 見上げていては気が付かない

蕾の頃はひっそり 人知れず眠り続け 闇夜に淑やか

そっと花を開き 無垢な真白に伸びる  涼風に手を振りながら

ふと立ち止まる事 見渡せばそこにある 探し物は手の中に


                                 烏瓜の夜花






知らない事、知りえなかった事。 沢山ありすぎて気にも留めませんね。
ほんの些細なきっかけで、気が付き良かったと思う事あります。
見えない時は目を閉じてみたり、探している時は立ち止まってみたり。
色々なきっかけ、幸に気が付きますように。