2016年3月14日月曜日

詩 26

底が抜けるほどの青い空 白く伸ばした腕に絡む茨 赤色はつるりと伝う

 いつから絡んだの 何も感じない不思議な感触 それが当たり前のように

 心地よい音と流れる澄んだ水 白い足にも棘は刺さる 赤色はぱたぱたと落ちて

 どこが始まりなのかわからない それは確かにに巻きついて 歩みは止まらない

 爽やかに吹き抜ける風 真っ赤な体に花は咲き誇って 赤色はふわりと散る 

 流れ続ける美しき赤色 誰もが気がつかずに 終る事のない螺旋を描く

 少し労わる事の出来たなら 思いあう事に気がついたのなら 赤色も無駄ではないね

 咲く花は雪色に いずれ赤色になる体に無数に咲け その数だけ優しさになるように

 
                             赤色

  笑顔は全てに効果のある万能薬 これがないと生きていけないでしょう 大事にね
 向けられるだけじゃなく 全ての自分の前に この薬届けましょう

0 件のコメント:

コメントを投稿