2016年3月14日月曜日

詩 28

 ,,;⊂⊃;,、  。   アーメヨ フレフレ
 (∩・ω・) /》     カッパッパ♪
 【(   #)つ .巛
  し’し’ 




 薄く明るい朝靄の中 小さな荷物を抱えた旅人が行く 杖に大きな鈴をつけて

 澄んだ音に皆振り返る 多くを持たない旅人に首をかしげながら 子声で笑う

 哀れな旅人よ 施しはいらないか 裕福な商人は問いかける

 惨めな旅人よ 肉はどうだ うまいぞ 屈強な軍人は誘惑する

 傷ましい旅人よ せめてこのローブを 貧しい街人は慰める

 その手に持った杖を振り鳴らし 高らかに旅人は歌う 空気を震わす歌声で

 持つ事はよき事だ 抱え切れぬほど沢山のものは幸福なのだろうと

 その重さで足が鈍り 視界は狭く 傾ける耳もなくとも幸せなのだろうと

 鈴は鳴り旅人はゆく 子声で愚痴る人々に見つめられながら 身軽な両手をかざして

 背中に背負うものは多くなく 少しの大事を小脇に抱え 軽い歩みでただ前へと

                               小荷物の旅人

  手を振る 会えたねと嬉しいが混ざる素敵なもの 笑顔も一緒なら敵うものはないね
 手を振る またねとありがとうが混ざる美しいもの 涙は見せないで再会の約束

0 件のコメント:

コメントを投稿