2016年3月30日水曜日

詩 69

         (`'ヽ,  _
       ,⌒ヽ..iiii ⌒ノ
       ヽ__,,-'''、__ン    , '~) ,、
        `ー'( )      /''~  ノ )
            |   ,,-/__,--("> )ミ;
      ,、 _,, --(ヽ,()/'ー'   ̄ ''ヽノ'
  ,,-,-,-(__ノ~ , -、,'⌒') ゚/)---=(>⌒>
  `-'~ __, -'''ヽ__ ヽ,ノ ⌒ヽ\_,,- ,~
    /~ ノ~ /~  !!!!!ヽ--'ソ (⌒)'⌒)
    `- (_ノ_ヽ、__.〉、__,,,)( し' ミ';';'; く
   //(~ )、)ノ/ノi') ( `、 )人_ノ    ヘ'⌒ヽフ
  /,,ノ  `-' ,-''て入,,_ ~ ~ ~      (・ω・* )
//     <ノ( , ノ、 )        (   )


 古く傷んだ雨樋 空に浮かんで幾年も 生まれ出でるは空の庭

 咲き誇る一輪の花 桜の様には華やかでなく 粋であると自負をして

 鳥達に冷やかされ 蜂達に意地悪されても ここにある事その意味

 涙は雨露に 明日生きる糧に変えて 他にない事を喜びに変え



                                雨樋に咲く花






 空に浮かぶ花は幻想的で美しくございます。
 一輪であろうとも、誰に評される花ではなかろうとも、命ある事の喜びを。
 生きていきましょう。 明日は良き事あるかもしれませんよ。

2016年3月16日水曜日

詩 68

       |
    / ̄ ̄ ̄\
  /       .\
 .|    .∧    |
 .|  ./川\  |
  \/┏┷┓\/
     。┃祝┃。
  ゙ # ゚┃!┃; 。
   ; 。 ・┃引┃・ #
  。 ;゙ #┃越┃# 。
  ゙・# : ┃  ┃。 ; 。
 .;:# ゙。゚┃!┃゚ 。 #
 ; 。;; ゙.:。┗┯┛。 # : #
  ∧_∧ │
. ( ´・ω・)│ 完了
 :/   つΦ



空へ続く道程 旅の途中の道すがら 古木の桜は色付いて

催花雨が潤していく 心にもある蕾たち 今か今かと背を叩き

過ぎた道は夢の中 去りゆくは悲しみ 敷き詰めよう思いの花

花咲かぬ季節はなく 悠久より続く花道 瞬きほどの旅路

                              花と旅


 今年は桜が雨で散らずに、とても美しくございました。
 杏の花は見逃してしまいましたが、  ・゚・゚(ノω・、)・゚・ 見たかった。
 いつか体から芽が出て、沢山の花の苗床になれたら・・なんてホラーですかね。 (ノ´ω`*)

 




2016年3月14日月曜日

詩 67

 

 誰も通らない道 竹林に囲まれ苔生して 佇む社は寂しげ

 隣ゆく道は賑やか 人は行き交い花咲いて 華やかなれど窮屈な道

 いつも優しくある為 いつでも笑顔を心がけ いつまでも忘れない様

 時を経た古の道 静かに残るその意味を 知りゆく心学べますよう 
 


                           人知れぬ道
  


 
 朽ちた石碑は彼方の思いを込めたままで、語りかければ答えてくれる気がします。
 美しい道に花はないけれど、古く小さな社は見とれるものがありました。
 和の世界に学ぶことがあります様に。 



    ,∞,,呂,,∞、 
    |三|(((川))三|  
   lミj ・ω・)ミj   ありんす
┗─wヽ::v丞/^ヽ 
    `/*';*|ヽ__ノ 
    └ァ:t'__\__, 、

[hb]
 冬に籠った現世の童達 長く微睡み夢を見て 春の扉を今開ける

 漂う香りに誘われ 凍返りに戸惑いながらも 思い出すのは喜びの花

 一歩進んで自信に変え 後ろに下がればやる気に変え 座り込んでしまわぬよう

 転んでしまえば仰ぎ見よう ひと時休むのも悪い事ではなく そんな時間も前向きに

                                 目覚めの扉

 
 あと一行足したい気持ちを抑えて、ばっさり切ってみました。 ('ω')
 鳥達の鳴く声も日増しに増え、とても温かな気持ちになれますね。
 近所の電柱の上にトンビがいるのです。 いつも同じ場所にいるのですね。
 つがいになってから見なくなっていましたが、先日帰ってきていました。
 しょうもない事ですが励まされていたので嬉しく思います。 またお世話になりますね。[/hb]




 誰も頼まれずとも花は咲く 鳥たちは鳴くし飛びもする 敷かれた道というわけでもなく
 知らないうちに決めてしまう きっと選んだのは自分自身 誰に求められたわけでもなく

詩 66

 ∧_∧福はぁ~内ぃ
(*・ω・) 。・゚・。
( つ□つ
 し-J
[hb]

 静の音に包まれた 歌なき白銀の世界 彩るものは何もなく

 詠えや春を手招いて 歌えや細やかな喜び 称えや冬のありがたさ
 
 小春の日和に思い出す 温かな花はそこにある 求め過ぎては忘れゆく

 迎えや冬を見送って 叶えや豊かな春心 給へや心付く事の大切さ

 要無し事など一つとして無く 雪割りいつしか花は咲く 聞こゆ春の音

                           
                         雪待草の声


 
 一度捨てるともう拾えない 後で欲しくなっても返ってこない もう一度よく見て
 見慣れると色褪せる 新しいものが良いとは限らない 時が重ねるものの価値



インフルエンザが流行っています
おうちに帰ったら よく手を洗いましょう

       ∧,,∧. ジャー|
      (´・ω・)  ┏|
      ノ  つつ)),,ii,,|
      し―J'  匚 ̄

うがいも忘れずに!

       ガラガラ
.      ∧,,∧ . 。 |
      (´・々・):∵┏|
      ( つ口o   ,,ii,,| ジャー
       し―J'  匚

[hb]
 木枯らし達は彼方へ去り 雲雀が春を呼び 潤う大地に木の芽が萌える

 当てもなく歩き続けて 満天の星空なれど道は見えず 迷った事さえ忘れゆく

 変わる事恐れず 見失っても探せばいい すり抜けたものは数えきれなくても

 足を止めた寒さは過ぎ行き 思い花咲きますように 春は誰にでも訪れる

                            藍蒔く頃


 生きている事不思議な事ですね。 同じものはない人生に違う思いを抱えて。
 色んな事周りの方や、移ろいゆく四季に教えられています。
 何気ない事でも意味はあり、どこかで結びつくものだと信じております。
 どうか皆様に幸ありますように。 これから咲く花に感じるものがありますように。 
[/hb]
                            

 さえずる鳥におはようを 手を振る木々にこんにちは 照らす月におやすみなさい
 おかしな事心が喜ぶよ 笑えることしていこう 笑顔にいつでもようこそと


詩 65

   ∧,,,∧
  (´・ω・) フゥ...
  /っ日o-_。_-.、
  (´   c(_ア )
  [i=======i]

[hb]

 今はまだ種のまま 雪の下の土の中 芽吹く時を夢に見て

 居心地いい土の中 優しい時は永遠のよう 誘惑はいつでも暖かい

 冬に育つ心は傷みを知る 過ぎた時は思い出 大事にしてあなただけの種 
 
 他にない花を咲かせ 一つだけの実がなる木 その実は人を癒すでしょう

                         微睡む種


 
 世の中には素敵な詩が沢山あります。 私も、きっかけはとある詩でした。
 作者不明ですが、今でも励まされます。 己の未熟さを知るばかりですが。
 最初に思った【何か少しでも心に残れば】を忘れずに続けたいと思います。
 躓いても思いっきり転んで、空を見て笑えますように。


気が付いていますか大事なもの 今あなたの近くにあるもの 無くさないように
手に入れた時こそ見つめなおそう 忘れないで感謝の気持ち 誰でも出来る優しい心 

詩 64

  /   \
  / (OYO) ヽ
 | (ノノハヽ) |
  \((*・ω・)ノn     残りの今年も福がありますように。
   (∪Θ≡∩≡]
   /\_ノ〉UU
   



 木の芽に思い膨らませ 散りゆく花に願いを乗せた 優しさ色の春

 茂る夏草は生命を育て 流れゆく清流に身を任せた 哀しさ色の夏

 染まる山を焦がれ待ち 落ちゆく紅葉に大切知った 激しさ色の秋

 白染めの世界は美しく 過ぎゆく雲を只追いかけた 愛しさ色の冬

 無駄な事など何もない 笑える時が人の生きゆく力 巡りゆく四季


                           四季



 きっと届く感謝の心 見えなくても形にならなくても伝わらなくても 忘れないように
 恥ずかしければ心で呟いて ありがとうと思うことが大事な事 きっと温まる心の形




 + ;
 * ☆_+
            : , xヾ:、__,..-‐‐:、、,へ.........._
         く '´::::::::::::ヽ
          /0::::::::::::::::',
       =      {o:::::(´・ω・)::}  待ってー
          ':,:::::::つ::::::つ
      =    ヽ、__;;;;::/
           し"~(__)

[hb] 福寿の花が黄金に咲き 招く福を迎え入れ 感謝の気持ちを忘れず

 陽だまりの様に温かく 優しいのが大好き 思い大事にできますよう

 種を蒔こう 芽吹く事はなくとも 瞳に映らぬ花となりても

 触れ合うは心 枯れゆくは定め 弱き力を歩みに変えて

                           福


 過ぎていく時間は無常 やがて来る時間は新しいものを運んでくる 惜しむ事でもなく
 失うものあれば得るものもある 恐れずしっかり掴んでいこう それが我儘だとしても

詩 63


∬           ∬
        。。・・・∧∧・ ・。。。 ∬
     o0o゚゚   (´・ω・`)   ゚゚oo
    。oO  ( (( ー----‐ )) )   O0o
   (~~)ヽ              (´^ヽO,
  (⌒ヽ             (⌒)(゙゙゙)~
   /~゙゙ヾ⌒`ゝ-(~´`(⌒(⌒~ヽ~ ~~  、、

[hb]
 澄んだ空に凛と咲く 翡翠の海に浮かぶ白 小春日和に和らいで 

 優美な芳香 雀も酔いしれ歌う 妖すら惑わせて 

 はらり一枚 散りきるまでの艶姿 花弁は扇となり舞う

 散りゆく最中も美しく 輝く白は心を奪う 白を纏う大切さ


                        山茶花の舞



 
 描く未来はいつも晴れた空 どんな時でもゆるやか 流れる先は逃げることはなく
 世界は広く空は高く海は深い 見習う位でいいじゃない 心は広くなれるのだから




   ∧,,,∧
  (´・ω・) 
  /っ日o- _。_-.、
  (´   c(_ア )
  [i=======i]

[hb] 
 木々を染めた葉は落ち 紅の湯は花模様 艶やかに着飾る

 憂う心は湯気となり 風花散る空に昇りゆく 暮れ惑う事も忘れ

 紅を差し思いを新たに 湧き出でるは勇気 笑みを湛え忘れぬよう

 散りて咲く 紅の衣は色味を増して 幾年たてども陰る事無く


                         紅の衣



 損して得を取る 損して損してるかもしれない 見えないものはどこにあるのか
 いつか巡ってくるのが得 気が付かないかもしれない 得して損しないように

詩 62

       ∧,,∧  .∧,,∧
      (´・ω・)(・ω・`) .∧,,∧
    ∧,,∧ つ と) ( つと ノ(・ω・`)
   (´・ω・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \と )∧,,∧
   ノ ,,⊃\_____∧∧_.\,,(・ω・`∩
 ~(,,_ゞ ※ ※,'´(´・ω・) ※ヾ∪,,,,,,'丿
     \,,`ー─,,人,,つと人ー─ヽ,

[hb]
 細い体は巻き付いて 白の鱗身は透き通り 魂と絡み螺旋を描く

 閉じぬ紅玉の瞳 打ち守りて魔を食らう 赤き糸の途切れぬよう

 真の心が豊穣を呼ぶ 偽らず無垢を忘れず た弱し心を龍に変え

 悪しきを脱ぎ捨て 良きを生む 情けならずを心に置いて 

                        守護蛇




 ふとした何かは色々意味がある 忘れないようにきっかけをくれているもの よく見て
 他愛のない事 些細な事 少し気に留められたら素敵な事見つかるかもしれない



    ☆     `、ー-、    +  *
         _,ニ三≡=-,
         l イノノヾ)〉 ψ
         | l|・ω・ノ!| / ゜  ☆
   、_      <´ヽ†ノフつ
.   ミ≡=_、_(,ノ(,, _,-、ゝ____ -、
.   彡≡=-'´ ̄ ̄`~し'ヽ) ̄  ̄ ゙̄"′

[hb] 
 
 朱く優しく色づいて そっと包む心の形 真中に宿る命の形

 両の手で優しく掲げ 茜の空に願をかける 沈む夕日は命の色

 命は張子の様 大事に無下にしないよう 護りあうべき小さな鼓動

 鬼が灯す優しい朱 共にあることは此の上なく 闇に灯す命の光


                         鬼の灯す命



 多くを望む前によく自分を見よう 飾っていても唯の一人 偉いわけでもなんでもなく
 人の良い所見つけられるように 人の粗は探さないように 持つと違う心の形

詩 61

___________
口|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
口||  : : : : :⌒ヽ
口||⌒ヽ: : ○ : :⌒ヽ
口||  ⌒ヽ: : : :
口||  : : : : :
口|| 彡
口|| | 彡
口|| |/
口|| )(   ∧ ヘ
口||_(__)_ζ (`≡* )__
口||______( ≡ )___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙゙
゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙゙゙ ゙
[hb]
 
 古古し銀杏に住まいしは 齢を重ねた猫又 輝く銀白美しや

 人を見守り続け 密か心を胸に抱き 愛しき笑顔のお前様 

 人の命は瞬く間 思い渡りて眺め明かし 命長きは恨めしや 

 叶わぬ願いは八千夜を越え 月に焦がれて詠い 枯れ枯れなりゆく時まで

                         銀杏の銀 


  歩く時は足音軽やかに のしのし歩くと心も重く つられて顔もうつむくでしょう
 素敵な足音心も軽く 手を振り空見てすっきりと つられて笑顔も顔を出すでしょう




  [焼き芋]□     
  / ̄ ̄ /7|~~~~~’|
 /∧,,∧ //:||△┓ζζ|
「/(・ω・`/卩||..[]┃┳┳|
|L ̄ ̄」| ̄ ̄|三三三三]
[O≡O]||..r-、_|____r-、l
~ヽニノ ̄ヽニノ ̄ヽニノヽニノ。。。

[hb]
 古き社に二本の木あり 勇ましき金木は右に 麗しい銀木は左に鎮座する

 どこからか漂う香り ふと足止め微笑み零し 金と銀の花は咲き誇る

 生まれ芽吹いたその時から 共に空へと伸び続け 幹重なる千年目の秋

 雨降りて儚きとも 散りてなお地にて咲き 藍白と橙黄に染め上げる

 優しい香気は災厄を祓い 道行く者の縁を結ぶ いつまでも寄り添いて

                         金と銀の木犀



 向こうとこっち 川岸は賑やかで流れゆく自分は一人の船 見える景色はそんなもの
 たまに岸に泊まることもあるでしょう 大事に大事に 一度きりの事なのだから   

詩 60


 
          (⌒;,ノ;
   ∧_∧    :(' ;ソ.    ヘ⌒ヽフ
  .( ´・ω・)   ΩΩ    (・ω・*)
  ( つ旦O   〔 ̄ ̄〕  O旦と )
  と_)_)   |_━_|  (_(_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
[hb] 
 白の空青みを帯び 入道雲は旅支度 いつの間にか秋扇

 薄の森は微笑み 過ぎ行く夏をお見送り 赤い花穂を優しく振って

 事無き日々は瞬く間 特別な事など必要なく 慎ましい時は愛おしく

 紅の季節は涼風に乗り 蜻蛉と共に染め上げる 賑やかな実りの足音

                            遠鳴り


 無意味な時間は休息に 他愛ない会話は安らぎに たまのご馳走明日の元気に
 無くなって良いものもあるでしょう 得するだけがいい方向とは限らない


♪                  ♪
  ヘ⌒ フヘ⌒ フヘ⌒ フヘ⌒ フ ヘ⌒ フヘ⌒ フ   ♪
 (・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)・ω・)
 (っ  )っ   )っ   )っ  )っ   )っ  )っ
.ε( __フ( __フ(  フ( __フ( _フ( _フ
   (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡  (_/彡 (_/彡

[hb]
 澄んだ空はどこまでも高く 月は兎と登り始め 輝き照らす秋の夜

 涼やかな風が通り過ぎる 広がる景色は果てなく思え 物悲しさを伴いて

 朱の盃に天の酒を 月に照らし邪気を祓え 菊を浮かべ長寿を授からん

 浮かぶ大菊に花人も酔い 月も映りて煌びやかに 静かに流れる夜長の時


                          重陽の菊


 前に前に 慌てて進んで転んだら止まってしまう 何に追われて何を追うのか
 きっと追ってくるのは自分自身 焦らず一歩ずつ 辿り着く所はきっと同じ所

詩 59

 ,@@、 γ´⌒`ヽ 
.@A A@( ミ=A=彡) 
@(・ω・)@`(・ω-)ノ 
ゞつ。 。つくノ0。 。0ゞ 
,:⌒⌒⌒;,;"⌒⌒゙ヽ 
:,';;'' ;X;;; ''、; 
:, ;;; ,X,;; ;;,; 
゙~,~,ノ ゞ,~,~" 
ピ!// !゚! !//!゚!! 
カ !\\ ! ! \\!゚! 
ッ // ! //!゚!  
[hb]

 花は咲いて散るでしょう でもまた蕾を付けて咲くでしょう

 葉は枯れて落ちゆくでしょう けれどもまた青く茂りゆくでしょう

 命の定めは変えゆくことなく 巡りて回りて繋がりゆく

 木はいつか枯れるでしょう 朽ちてゆく中にいくつの種を飛ばしたでしょう

 何気なく繋がる 思わぬ種は世界の果てまで 悲しみや喜びは融和して

 新しい芽が芽吹くでしょう 命は流れ受け継がれる 流転の流れ常しえに

                              輪



  朝起きれば朝日が昇る 鳥は鳴いて日はまた落ちて 当たり前の毎日の事
 当たり前が一番大事 感謝するのはあなたにしか出来ない 忘れてはいけない当たり前


     ∧,,∧   ∧,,∧ 
 ∧  (´・ω・)  (・ω・`) ∧∧ 
( ´・ω) つ| )  ( |と ノ(ω・` ) 
|  つ|  *   *  |と  ノ 
 u-u * ´ " パチ´ " * -u 
    ´ " ゙     パチ´ " ゙ 
[hb]
 誰もいない古い石畳 真中に座りて目を閉じる 合わせた手の中には行き交う人々

 どれだけの夢も共に歩いたのか 寄り添い人はか弱き故に 一人でなど生きられぬ

 見上げた石垣には大雲入道 堀の白百合に恋をして 首を傾げて見守り続ける

 過ぎ行く人並みは賑やかで 悲喜を踏みしめ歩き行く 今も昔も変わらぬものばかり

                        
                            古き石


 同じ日々の繰り返しでも毎日変わるでしょう 過ぎていく時間は戻せるわけもなく
 小さな変化を大事にして いつものご飯が美味しく感じれたのなら きっとそれは幸せ

詩 58

       : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜.. : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..☆
   ミ /彡      :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
..ミ、|ミ //彡        :☆::.゜。 ゜゜。 ゜・。゜。 ゜・。
ミ.|.ミ/ ./.|             :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
.|//|.  [].∧,,∧ ∧,,∧       : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜
/.  []   ( ´・ω・)´・ω・) ,、_,、. ,、_,、  :::.゜。 ゜・。゜゜. .
┬─┬─┬.0-0─0-0┬ ( ・ω)・ω)ァ
┴┬┴┬┴┬┴┬┴┬┴  ゚しJ゚ ゚しJ'
[hb] 
 
 金平糖が零れる夜空 七の月の七つの晩 棚機は夜を鳴らす

 神へ心を込めて 静かな流れに穢れを祓う 恐れながらも絹糸に願を立てる

 降り注ぐ星は輝いて 一つ一つが思いの姿 届かぬ事などあるはずもなく

 ただ平穏でありますよう 豊穣な心でありますように

 織られた着物は優しく色づき 夜光の帯は天の川 湛えた願いは流れゆく

                                七月七日




 流れないと角は取れなくて 張り続けても棘ばかり出て 傷つくのは周りだけ
 流れすぎても止まれなくなる 少し肩の力を抜いて 向き合うことがきっと大事な事

         (⌒ 、
       r ⌒  ⌒)
       (⌒   ⌒ヽ        :r ⌒ヽ
     . (⌒'     ⌒)      .(⌒   ⌒)
     (          )   (⌒     r'⌒ヽ
    (           )              ⌒ヽ
___________________________________
 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -  - - - - - - - - - -
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
     -   -   -   -   -   -   -   -

    ∧∧
   (⌒ヽ)
,,,~(,,  ) - ―' ――ー'''‐'ー'''―――‐''''‐'''''‐――‐'''―'''―――'''ヽ
 ,, ''''    `、  `´'、、,   '''     ''      ''''''       ''  \

[hb]

 澄んで果てなく 目を閉じ聞き入る夏の音 風の気のままに

 カナカナとひぐらし 神楽鈴の音色と青苔に溶け込んで 限りある命は美しく

 天より落ちる天太鼓 神の怒りか夕空に轟く 常に畏怖の念を抱くよう

 揺れる風鈴に心落ち着かせ 自然の合奏は心の奥までも 響き渡るは八百万の調べ

                               初夏の合奏


頑張っても報われない 毎日努力をして走り続けて 伝わらないのは辛い事
 投げないように 見渡すことから始めてみよう 居場所のない人なんていないのだから

詩 57

    _,,,
   _/::o・ァ           
 ∈ミ;;∧,ノ∧    ,,,,,   ,,,,,
   ( ´・ω・) ,,,,(o・e・),(。・e・),,   
   /ヽ○==(。・e・)(。・e・)(o・e・)
   /  ||_彡,,, ノ彡,,, ノ彡,,, ノ
   し' ̄(_)) ̄ ̄ ̄(_)) ̄(_))

[hb] 灰白の空を龍が泳ぐ 花蜜のお茶を囲んで 京紫のまあるい紫陽花の宿

 天の如雨露はくるりと舞い 悲喜が溶け込んだ滴を零す 優しく語りかけ

 たんたん 鼓抱え屋根打ち鳴らし しとしと 大地潤し足音響かせる

 恵みは巡る 古より続く輪転の物語 止まり澱めば濁りゆくばかり

 流れて清め輝きを増す 憂いて足止めないよう 透き通った空の涙

                             雨の宿


  すごい事褒められる事 お鼻の上に置かないように ころりと落ちて意味もなくなる
 どこかで自分が選んだこと 決めたのはきっと自分自身 思い出したなら大丈夫


  /   /  /  /
  _n_
 ///|ヾ\ / /
 ⌒⌒|⌒⌒
/   |∧_∧ /  /
   |・ω・`)
 /  Oと  ) / /
    しーJ。。。。。

[hb] 
 薄暗闇にぼんやり 青い月が淑やかに照らし 鏡水面に浮かぶ白睡蓮

 花人が八葉車を引いて 寄り添い歩むは蛍火達 宴は静かに輝いて

 柏手ぽんと一つ 寝惚けた蝶にそれを笑う蛍 皆で回りて舞い遊ぶ

 柏手ぽぽんと二つ 純白の花に願をかける 闇に染まることのない様に

 舞いて回りて儚き故の美しさ 沈みゆくとも願いは届く 心照らすは月白の花

                               月白の睡蓮



両手をいっぱいに広げて 空や大地を見渡してみる とても小さなその手の幅
 前後にある道のりは見えますか 果てしなくても今は少しの幅だけ 大事に大切に

詩 56


    
       ...         (・ω・*)
         。 ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
    ゜° ~~~~~~~~~~。°。~~
  ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵
[hb]

 
 穏やかに澄んで流れる 春の花人を海へ見送り 湖に悠然と立ち続ける

 風は悪戯に通り過ぎ 旅に出ないかと誘う 心は揺れても飛べるわけはなく

 通り過ぎるものを見送る くるり回る命の輪 花咲く事も知られないまま

 飾ることはないのだと 綺麗は世界に溢れていて 鳥達の旅は夢のようで

 風に揺られて雨露を零し 思いを鳥たちに預ける 空一面に枝棚を広げて 

                              百年樹


 歩き続けるのは辛いでしょう 泥にまみれて怪我もして疲れていって 生きています
 きっと意味などはないのでしょう 振り返った時には笑えることもある それは大事な事

詩 55

.    ∧,,∧ ズー.( )
  / ( ´・ω・) ̄( ))
 (ミ彡(っ=|||o)ミミ彡 )    いい出汁がでてる
 |\ ミ彡三ミ三彡/|
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |
 ヽ        ノ
   \_____/
    L___亅  

 
[hb] 春告げる鳥が去る頃 両手に剣を握りしめ 見上げた空は日本晴れ

 優しく花広げて 彩り鮮やかな甲冑を着込み あらゆる魔を打ち払う

 武を宿らせて 運はひょうたんに満たして 長きに渡って歩み続け 久しく繁栄あるように

 根は大地を掴み 茎は1千里にも伸び 花は美しく地平線の彼方まで

 爽やかな香気は人を呼び守護するもの 迷う事無く一歩前へ 

                            菖蒲


 必要なものは毎日沢山 ご飯にお水に着るものも 数えきれないほどあるね
 忘れそうになる大事なもの 無くしてないけど見当たらない 探してみようね




[hb] 遠く神代の昔より聞こえてくる 心休まる神の音色 濁りなく魔を払う

 しゃらんと一鳴らし 闇に飲まれる事のないよう 胸に響かせて

 しゃららんと二鳴らし 日向ぼっこのような暖かさ 胸に持ち続けて

 不意と風も無く鳴る 共にある事を忘れぬよう 鈴の中より御魂がいたずらする

 しゃんらんと歌い鳴らして 良き恵みを引き寄せる ささやかであり続けられる大事さを

                                 鈴の音


 いいなと思う事 沢山の思いを零さないでいこう 溢れるくらい抱え込んでね
 欲張りでもいいじゃない 望む事はいくらでも出来るよ 忘れたらダメな事

詩 54

 
       " "" ;ヾ ;ヾ" ;ヾ ; ヾYへ ;"/ :";. ; ;ヾ ;ヾ
   σ  :ヾ ;ヾ ;ヾ ;ヾ ;";ヾ ;ヾ ヽ:::::/ ::::Y:ヾ ;";ヾ ;ヾ ;"ヾ
 σ        ヾ ;ヾ ;";ヾ ;ヾ ;";丶| :::::::::く  ;;ヾ 〃";ヾ ;
              ;ヾ;"ヾ;;"; ヽ  :::::::ヾ  /::ヾ ;ヾ
         σ      ヾ; ;メヾヾ ;メヾ:::::::::|/::/
                       ヽ :::::::::/
           ☆           〈::::::::::::\
       ∧∧  ヽ   ∧∧     ヽ  :::::::ヽ
      (≧ω)っ凵凵ヽ(゚ω^=)      〉 ::::::::::::〉
    .~(⊃OO      .OO⊂)~    ノ :::::::::::ソ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[hb] 

 麗かな日にぽかぽか 春告げる鳥達の歌を一緒に歌って お日様がくすりと笑う

 お空に向けて精一杯 少し頬染めて花を開く 授かったのはお日様の色

 春の思いをその身に宿して 彼方に届ける為 綿毛に乗せて舞い上がる

 ふわり 心乗せる風に乗って ふわふわ どこまでも高く舞う

 1人成し得ぬ全ての事 助け助けられて事になっていく 紡いだ思いはまた来る春へ

                             たんぽぽ


夢の中はいつでも素敵な世界 うつらうつらと見てるときが幸せ 例えようもない世界
 だけど触れれば割れるシャボンのよう 混ぜてはダメなもの 目をしっかり開いて

詩 53

         ∧,,∧
``)     (;`・ω・) 。・゚・⌒) 冷めないうちに食べてね
`)⌒`)   ==/   o━ヽニニフ))   早く! 今すぐに! 
;;; `)⌒`) ≡ι -ーν

[hb]
 その姿麗しく 天の原の蒼を桜色に染め 見るもの全てに微笑を

 優しく詠い縁を呼び寄せて 切なる願いをその身に宿し 楚々な花に映す

 ひとひら 想いを乗せて散り 天の乙女に託して 花冷えにも負けないように

 ふたひら 風に舞って霞に迷わぬよう 実をつけ種になりゆくまで

 巡りゆく時の中でも美しく 変わる事なく縁を紡いで はらりとたゆたう桜の花  

                                桜樹


 たったの一言素直に伝えよう サプライズも少しひねったのもいらない ただ素直に
 思い浮かんだ事あるでしょう 恥ずかしいのはお互い様 嬉しいのもお互い様

詩 52

 
            ( ;:;::(
            );:::;:;:)
    ∧,,∧      ノ"~
ξ  (`・ω・)   ―<コ:彡-  美味しいイカ焼き 妥協なし
 ・━∪   つ-<_) 〔 ̄ ̄〕
  .と_)_)      |_━_|


[hb] いつの間にか包まれて 見渡す限り春の色 あなたの春は何色ですか

 青い空に手を伸ばし 桜色の単衣を羽織った 嬉し恥ずかし 恋の色

 大地を菜の花色に染め 鳥達の歌を聞き 恵みを賜る 酒宴の色

 どれも笑顔絶えることなく 身近で在り来たりの幸せを感じて 命ある事に感謝する

 萌黄な芽吹きに驚き 繋ぐ手の暖かさに涙がほろり 新たな誕生 命の色

 厳しく律し決意を固め 大きな一歩を踏み出す 向う敵は己 戦いの色

 楽しい事も哀しい事もみんなまとめて一つの事 両の手に乗っているのは大事な小石

 詠い舞えば届く小さな願い 花に託して笑顔と一緒に そんな色に包まれる春の色

                            春の色


  自信もいらない 優れている必要もない 好きなことは好きと言えるようになろう
 恥ずかしい事もない 何をどうしても外から見えるのは色んな形 気にする事もない

詩 51

   _________
 _[おでん]__
`/\\\\\\\\
//┏\\\\\\\\
γ三ヽLリリリリリリリリリリリ」
{ニおニ}| ∧,,∧  |
{ニでニ}|(´・ω・)∬∬    おいしーよ
{ニんニ}|(つ┌───┐
ヽ三ノ Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
`┗┛ |  | 
"""""""""""""""""""""""

[hb] ひらりひとひら 梅の花船に乗って 露草色の空へと漕ぎ出す

 柔らかい光を浴びて 見るものの笑顔を誘い 感嘆の声が何より嬉しく

 ふわりふんわり 悪戯な風に花人は櫂を握る 鳥達の歌を波にして

 届け1千里の先まで 両の手で香気を風に乗せ 春が来たぞと囁き告げる

 木から木へ 花から花へ 世界を色で染めて 花人は伝えゆく

 見上げ見渡せ 美しきものはいつでもそこに 瞳開いて輝かせよ


                                花人


  いつでも鏡は拭いて綺麗に 映る物には自分の姿がある 目を逸らす事無く見つめよう
 曇らせないように 輝く鏡にこそ探すものがある 自分からは見えない鏡の姿

詩 50

     /     /     /     /
    __,____         __,___
    /// |ヽヽ\      / /// |ヽヽ\    /
. /    |∧_∧  /    ∧_∧|    /
      | ・ ω ・)    (・ω ・|   冷たい雨もあと少し
   /  0と   )    (  つ0   /   /
        し─J     し─J

 
[hb] おはよう 暖かな寝床で心躍る唄が聞こえるよ 冬の旅支度が終る頃 

 薄氷を歩く渡り鳥 優しく足踏み水面に告げる いってきますと微笑みかけ

 回って回る くるくる回る 縁の糸が紡ぐ世界 一つの音が二つの声に繋がりゆく

 渡る風が木々を揺らす 暖かな寝床を優しく揺らして よく眠れたかと豪気に笑う 
 
 巡り巡る まぁるく巡る 風に乗せた願いがどこかで叶う 見えないところで芽吹く種

 花と笑い 溢れる命をその身に受けて 回って巡れ 暖かな世界に包まれて

                               目覚めの音


 今という時は一度だけ 過去にも未来にもただ一度 全ての事柄が何かの意味を持つ
 一つ一つ大事にして ぼろぼろなものでも感謝を込めて かけがえない一度の時間

詩 49

     ___。__
   / /  l ヽ\  !    ゚ ! l
  '⌒Y⌒Y⌒Y⌒゙  ! !
  oノハヽ│ノハヽ  l     。 i 雨もいいものかもですよ
 从*・ 。.・)|*´ ヮ`)     !
  ゚し-J゚ ゚し-J゚ 、i,,     、i,,
 
[hb] のしのし一歩 優しく大地を踏みしめて 仰ぐ空はうたた寝

 行く先なんて霧の中 未来はいつでも手探り 4つの脚で邁進中

 遅くてもいい事あるよ 広い甲羅は鳥達の休憩所 居心地いいと評判

 遮る草を掻き分けて 高い岩は少しのんびり遠回り 真っ直ぐだけが正解じゃない

 鳥達は歌う 見渡した世界を伝えてくれる 嬉しい楽しいお礼の歌

 次の一歩の為に 今の一歩を 後ろに戻っても また明日の為に一歩

 のしのし百歩 積み重ねた歩みが笑顔呼ぶ ただ明日も微笑んでいる為に

                                歩亀

 燃え盛る炎も燃える物なくては消えるだけ 永遠はそこにはなく炭にもならない
 楽しい木をくべよう 泣いて濡らさないように 小さな火種絶やさない大事なこと

詩 48

    _,,..,,,,_
   ./・ω・ ヽ...  ポポポ
 . ( `'ー - ‐ ´ )
   `ー'`ー'` ー'´
   /   \
  / ._A..,,A_  \  あーれー
/  ⊂:: ・ω・ ⊃  \
   l::)   (:l
   `'ー---‐´
[hb]
 星達があくびを始める頃 音のない世界で忙しそうにして 世界を真白に染めていく

 募る思いは物悲しく 冬神様は遠くを見つめ 神使達も心から憂う

 天照様への贈り物 お目覚めの時には世界を宝石に 我らが神からの贈り物じゃ

 神使達は空を翔ける 主の思いを届ける為 一番鳥を起こさぬよう
 
 憂い御方の願いじゃ 笑顔が忘れられぬ我ら 僅かな事でもあの御方の為

 明かり差す世界は煌びやかに 天照る神も頬染めて 命達の目覚めと共にありて

 相容れぬが思いは繋がり 寂しさは絆の証と 覆いと照らし巡りゆく悠久の絵巻物 


                                  朝霜


 寒さも雪も必要なもの 同じ事ばかりだとどんどん緩んでしまう 暖かさはありがたく
 辛い事忘れないね 良かった事すぐ忘れちゃう どっちも覚えていられると素敵な事

詩 47

  ((/l ̄l\))
    ソ_∠ニ二ス
  ∠シ ,,・ω・)ゝ    美味しそうな蜜柑が・・
     / っ<━-)→
     しー-J\ノ


[hb] 寝静まった世界 神々は明かりに寄り添い 春よまだかと酌み交わす

 人の作りしかまくら 笑顔の色と笑い声が酒の肴 春を呼び寄せる力

 はようこい 蒔いた種達も待ち遠しかろう また笑顔で酒が飲める

 いつでも心には種がある 今か今かと待っている 無くなる事はあるはずもなく

 笑顔が芽を出すんじゃ 誰でも心当たりがあろう 何より大切なものじゃよ

 寒いときには寄り添い団子になって 無理して1人で寒がらない

 笑顔が呼ぶもの 神々もほろりと呼ばれて来る 春は花咲き美しく心もそうあるように

                                  笑宴


  川の中と外は温度が違う ちょっと触って決めると実は違う そんなこともあるはず
 寒いばっかりじゃないよ 暖かいばかりでもない ちゃんと知ろう自分の心で

詩 46

|  | 
| |_∧ 
|_|ω・`).   .(:゚::). 
|餅|o ノ    (`・ω・´) あけましておめでとうございます
| ̄|u'   (.    ) 
""""""""""""""""""" 
 
 
 果てなく続く谷の道 木霊する足音はどこか寂しく 七色の蝶が誘う

 折れるはずの翼はない 飛ぶ事はただの憧れ 両手で模して少し嬉しく

 地を歩こう 這うことでも前には進む 止まれば根が張り枯れ咲く花

 見上げる空は機嫌次第 夢や願いを無限に描いて 溺れてしまわぬよう

 星空に鏤められ流るる泡沫星 儚くも輝く 一期一会の賜りもの

 天照輝きを身に纏い恐れなく 持てる物は少なくとも ささやかとありきたりを

                                  泡沫星


眩しく明るく光り輝くあなたであれ 曇らせるのも濁りゆくのも全て気の持ちようです
 人と人は違うもの 基準は自分じゃなくて人でもない 思いやりが大事

詩 45

     _,,,
    _/::o・ァ
  ∈ミ;;;ノ,ノ
   (´・ω・`)
 |≡(∪_∪≡|
 `T ̄∪∪ ̄T
  ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙

 遠い空の国からおりてくる 微笑み輝かせ 鼓を打ち鳴らしながら

 命の暖かさ忘れないよう 寄り添うことが大事と皆に知らせるため 

 トントコトントン はよう家へ帰れ わてらが舞い踊る間に 凍り付いてもかんにんえ

 全て真っ白に これから始まると思い出させるよう 見上げて笑顔になれるはずと

 トコトコトントコ へたばらはったなら休め 明日からはんなりと ほいない戯言え
 
 降り積もるものは思いを編みこみ 白き世界に未来を描く 儚く美しい踊り子達

 響き渡る宴も静寂の中へ 一言を山彦に預けて トン・トコ・ あんじょうおきばりやす  

                                 白の舞

  分岐する道なんてないよ きっとどっちも同じ道 違うように見える欲の表れ
 どっちがいいとかじゃなく どっちでも最良でいよう 迷う必要はないじゃない

詩 44

 o   ゚ o    ゚  ゚  o   。
 ○<" ̄\ 。 o . ゚   。
。 ゚.o |____) 。.゚  春よこい
 。ヽ(´・ω・`)/ 。゚    o
。  (::.     )。 ゚.  o
 


 静かに時を食む 谷の底に神霊の神木 恐れ多くも寄り添いて

 歪なのは心 歪む体はそれを現し 白蛇のように纏いつく

 どこからが我が身なのか 苔の蒸した体に区別はなく 覚えるものは安堵の感

 靠れる様に絡み合う 微笑む涙は赤い川になる 命渇いて大地潤う

 何故なのかわからない 願いはきっとあったはず いつの日か思い出す事は無いままに

 価値などあるはずもなく 無くて在り続けられるのは救い 綻びが呼ぶ朽ちて腐る運命


                                双樹

   雪の結晶は形様々 見えない世界に美しいものはある 見えるものだけに惑わされないで
 大事な物ほど見えにくい 誘惑はいつも目の前に 見極めよう小さな大事を

詩 43

       ∧,,∧ .∧,,∧
     (´・ω・)(・ω・`) ∧,,∧
    ∧,,∧つ と)( つと ノ(・ω・` )
   (´・ω・)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \と )∧,,∧
   ノ ,,⊃\_____∧∧_.\,,(・ω・`∩
 ~(,,_ゞ ※ ※,'´(´・ω・) ※ヾ∪,,,,,,'丿
     \,,`ー─,,人,,つと人ー─ヽ,
  


 光が通り過ぎる 街路樹を白金に染めて 空より降るのは祝福の雫

 向う先には希望がある 白く氷のように冷たい手を引いて 疑う事は何もなく

 自信に満ちた顔 声高らかに歌を唄い 抱きしめる事を夢に見る

 悲しみは遮るものにならず 少し柔らかく青白い手を引く 軽くなった体が嬉しいと

 鴇色の道が彼方へ誘う 愛しい笑顔を背に受けて ただ願い叶える為

 恍惚の時間は永遠に続く 白く成り果てた体は感じる事を忘れ 赤みを帯びた手を引き続ける

 希望はいつも目の前に 繋いだ手は離さず 白い砂となり果てるまで

                                光の向こう


  ほんの少し思いやろう 人によっては重荷にもなるのだから ささやかが素敵
 皆に沢山伝えよう 今まで受けた思いやりは嬉しかったと 忘れない事が素敵

詩 42

  `/\\\\\\\\
 //┏\\\\\\\\
 γ三ヽLリリリリリリリリリリリリ」
 {ニ二ニ}| Λ_Λ    |  
 {ニ麺ニ}|(´・ω・`) ∬∬ |
 {ニ二ニ}|(つ┌───┐.|
 ヽ三ノ Γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 `┗┛ |        .|
 

 いつからか迷い込んで いつまでも歩き続ける 願いだしたのはいつかの日

 空が見えぬ紫の森 朧げな光芒を見上げて 伸ばした手は虚ろを掴む

 漂う光が付き纏う 囲み籠を描きながら 未来永劫離さぬ為に

 ただ傷をつけぬよう 踏み出す先に命は際限なく 体に生えた棘に祝福はない

 そこにあるのは許された一つの事 祈りはできる唯一つの事 彷徨う事が枯れぬための事

 奥へと誘う小さな影 笑い声と共に走り去り ここは楽園だと囁く

 醜い姿に咲く花は美しく 零れる涙で色づいて 螺旋の森はどこまでも


                              螺旋の森

   隣の芝生ばかり見ていませんか 青いように見えるだけ 飛ぶ鳥も生きるのに必死です
 鏡に写った自分を笑わせましょう 笑顔になれば見えてくる いつでも見つめるのは鏡に

詩 41

       <~ヽ
       /  ヽ
      ' -―-`、
    <i ノリノ))) !>(☆)∧∧
      i l i ゚ -゚ノi !/ (,,゚ヮ゚)
      !⊂l平iつリ  ~(_,)
三二X=ノ)く/θθ========


 
 透き通った空に浮かぶ 蜜の香り漂う茨の花 

 蝶の翅で化粧を 甘い罠を歌い仕掛けながら

 夢に溺れるうちに禁断の魔法 漂う香りは離す事なく

 幾重もの花弁は思いの証 籠められた希望は蕩けるほど

 召しませ 召しませ 願い重ねた思いの花を

 記憶に残る事なく 姿形もわからない 心から離れる事はなく

 焼きついた思いは永遠 あなたの心に生き続けます

 散りゆくも咲き続ける花 奪い去るはあなたの心 

 
                         幾重の薔薇

  涙は溜めるものじゃなく流すもの 我慢していてはいつか破裂してまう 大事な事だよ
 少し寄りかかったり その場に座ってみるのもいいんじゃない 笑顔になれたらまた歩こうよ

詩 40

           /⌒`ゝ
       /====ヽ、
     ,ヘー'⌒`ーソ-、
     ヽ(・ω・`:::)ソ´ はろ~うぃん♪
     ,m;´iソi ⌒ヽ
      ,=II=、ゞソ  .::;;ゝ
    `i(o)i´`~'~'´
    `==='
 
 ふわり 紅色陽の力浴び 音も無くその身を染める

 古よりある神の道 蒼を映す流に作るため

 はらり 舞い散って 飛び散らぬよう

 幹を駆ける忙しきもの 優しく紅を刈り取りて

 ひらり 音色にのせ 舞と共に命で繋ぐ

 紅の道は宴に包まれ どこまでも果てまでも
 
 艶やかに一筋 賑やかに華やかに流れゆく

                       紅の葉


  ポケットにしまった大事な種 いつか植えるつもりの大切な種 忘れてませんか
 植えないと芽は出ない 怖がってしまっていても種のまま まずはなんでも植える事から

詩 39

  (  .∧_∧
  ) (。・ω・)
  旦 ι''o,,_)~

 
 夜の演奏会が終る 一面を眩しく染めて 黄金の海が目を覚ます

 その輝き天を染め 水面騒がしく揺れ 使いは稲穂の海を泳いでくる

 飛べや 跳ねろ 垂れぬは命が足らぬ 

 白銀の群れは実りを与える 心地よい音色と共に 思い上がらぬようにと

 黄金は天の賜りもの 恐れよ敬え 妨げる事まかりならぬ

 水面は泡立ち どこまでも飛沫を飛ばす 命満ち溢れ輝くように

 やがて風に乗り次の海へと 白銀の鱗は舞い躍る 黄金を浴びて十色の種へ 

                            黄金の海

   恥ずかしいだなんて素敵な事じゃない 人としてまだ生きてる証拠なのだから
 寂しいだなんて嬉しい事じゃない 誰かを求める事が出来るのだから

詩 38

   ∠. ̄~\/
. ~/ 【】【】
  | l・ω・|卍 
   ヽ  ̄ ̄つ
  / し─J

 ふんわり日差しが輝いた うつろう風は優しく見つめ 世界は色を変える

 こん てん ぽん てん 

 芒の橋をかけて 向日葵から秋桜へ 

 みん つく りん ちちち

 打ち鳴らす空の命は彼方へ旅立ち 地の命は舞い散る豊穣を奏でる

 とん たむ ぶん ととと

 銀杏の鉞を担ぎ命の実を収穫 茸の籠で喜びを運び 生けるものの安寧を願う
 
 騒々しくも賑やかに花を渡る 輪廻の種を蒔き紡ぎ歩く為に

                                豊穣の行進

   美しく煌びやかものはすぐ目に映る 遠くにいても振り向いてしまう 目を閉じてみて
 見えなくても映るもの 大事な物はすぐ傍に 感じる暖かさ離さぬように

詩 37

    ヘ   ヘ
  ((/TT\))
   >_∠ニニ<
  ∠シ=・ω・)>
  と丶ニ@フつ
  ⊂__⊃
 ⌒


 静かな鳥居の向こう 祭囃子が手招きして 木霊達が袖を引く

 暖かい光の神の道 人の熱気が渦を巻き 森羅の恩恵にただ震え

 神使は歌を奏でる 祭りに香を隠しながら 気がつかぬよう穢れを払い

 やわらかくあまいふわふわと 香ばしい黄金のもろこしを両手に持って

 命ある事に感謝を 神はそっと微笑む 柏手の願いを聞き洩らさぬように

 見上げて進めと夜空に花火 七色十色に彩って 迷いも全て華と咲かせる

 行き交う笑顔が心満たす 明日に進む一歩へと また来ますと言霊にして

                                祭


   また明日は約束の言葉 ちょっとの思いやりで寂しくない 大事なおまじない
 一言が芽を出すよ 繋いだ手がまた繋がる 離れていても大丈夫

詩 36

    ;;''""''';;
  ∈・,,,,,,,,,,ミ
   (´・ω・) ピヨピヨ
   ミ,,"""彡
    "o-o"

 藍の空に追われて お喋り好きな風達と戯れる 静かに舞う茜色

 そっと芽生える恋心 茜淡く頬染める 優しく哀しく彩りて

 茜の雲は橋渡し 天女の喝采と羽衣をその身に纏い 天蓋花に乗る子狐達を運ぶ
 
 子狐達は歌う 鬼灯の帽子と黄金の櫂を持ち 抱え切れぬ想いを零しながら 

 急げや急げ 縁が途切れる前に 歌えや漕げよ 我らが縁ぞ  
 
 零れる恋は茜を更に染める 流を創り勢いを増し 夜闇の扉閉じる前にと
 
 陽光に照らされ輝く真心 果て無く限りなく美しく 慕う心は純白に想う心は茜色

                                   茜雲


  楽する気持ち逃げたい気持ち 谷の向こうへは橋はかからない 飛び出してみようよ
 思い切ったその事が大事 ゆっくりでも一歩ずつ 伸ばした手は向こうへ必ず

詩 35

   | チリリ~ン
  (⌒)
  .[]
        ∧_∧
    (  (・ω・)  _ 
  ,、,、 ) 0o△o0 _///ヽ
~(´ ・().[三三三三三三三]
 ´´``  |_|   |_|



 
 紅く燃える ゆがんだ景色はどこまでも澄んでいて 懐かしい歌が聞こえてくる

 怒気を含んだ喚声 行き場を失った泣き声のよう 瞳に映るものは何?

 魔女を狩れ 何でも良かったはず 形の悪い石でもね
 
 目の前にある林檎は葡萄かもしれない 摩り替わっても見ようとさえしてない
 
 誰かが逃れれば 誰かが狩られる 狩りたかったものは何?

 丘から眺める景色は光に溢れ晴れ渡る 一点の赤黒いものがあるのを除けば

 何かの為に何かを絶えず失っていく 必要な物は抱きしめて離さないように

 焼かれるはずの魔女は次へ向う いつか悪夢だったと悔いる事を願いて

 皆が見ている同じもの 一人だけ違うものに見える同じもの

                           映る全てのもの

   大きな買い物 小さな買い物 どちらにも大きな意味があるよ 対価に得るものは全て
 一人で得られるものはほんの少し 手を並べれば沢山のものが 振り向いてみて

詩 34

   ∧,,∧    ∧,,∧    ∧,,▲
  (,,・ω・)   ミ,,・ω・ミ  (;;・ω・) ニャ-
~(_u,uノ @ミ_u,,uミ @(;;;;uuノ..


 
 また揉め事喧嘩の毎日 人間は飽きないものだ 暇なら祠に参れ

 村はずれの婆様は毎日来るぞ うまいきゅうりに水も忘れずに

 悪さして水神様に怒られた そんな日々も悪くはねぇ 言いつけは絶対だしな

 婆様のおかげで飢饉にはならねぇ それもこないだまでの話だ

 もうずっと来てねぇんだ おいらの皿もひび割れてきて いつまで勤め果たせるやら

 小さな事大事なこと忘れてねぇか 争っても何も良い事ねぇぞ 雨も降らね

 皆で願って手を合わせてた 今じゃ飢饉も人のせい 心も飢えちまっただか

 ああ・・婆様のきゅうり食べたかった さっきからなにやら暖かいがよく見えね

 また雨降らせるから 水神様にお願いするから 婆様きてくんねぇかな

 優しい懐かしい匂いがする うまそうな匂いだ 水神様のご褒美なのかな

                               水神の祠

  ダメでも一歩きっかけを 後ろに戻っても足跡を見失わないように 同じ道だもの
 ダメと思うなら進まないで いけると思うまで座っているのも一つ いつかは前に

詩 33

     ∧∧
    (*'ω')
   .ノ^ yヽ、
   ヽ,,ノ==l ノ
    /  l |
   """"~"""~""

 蒼と紫が混じる空 朱に染まり流れる雲を眺めて 声小さく数え歌

 少し悪戯な百合に埋もれて 紡ぎ編む赤い糸 儚く強い思い糸

 決して色褪せぬ 結ばれ離れる事のないよう 魂と髪を忘れずに

 昼間は何より楽しく 沢山の喜びと幸せ 多くの持て囃しも赤面するだけ

 夜闇は誰に知られてもいけない 醜い姿がただ哀しく 零れる涙も枯れ果てて

 唯一人の人だった 共に生きようと 呪われたこの体を知っていても

 誰も知らない果ての国へ旅立つ日 盾となりて戦いあなたは真っ赤に染まる

 またすぐ逢う為に 我が身と共に編む糸 命果てるまで朽ち果てるまで 

                               絡新婦

   なんでも程よい加減が必要 ちょっとした事が嬉しい そんな事は多いはず
 何でも多く与えればいい それだと枯れてしまう 善意も好意も小さじ一杯で

詩 32

. 曰       
ノ__丶  
||み||       ∧ ∧
||ぞ||   ,,,.(・ω・` )) シャリ シャリ
||れ||  ,;'"'゙';,ヽと:::::)
`~~´.. ̄ヽ、 ノ ̄ ̄ ̄ ̄
      .┴
 
 甘き命の水を湛えた清き流れ 灯篭の明かりを映し 蛍と狐火が舞い踊り

 何を話しているのか賑やかに 透ける手の周りをくるくると 噂話に花を咲かせる

 少しずつ心を時がすり抜けて行く 数える事は野暮ったく 笑いの種にもならなくて

 幾瀬の願いを籠め 幾千万の星を数えて 再びまた出逢う時まで

 幾歳の月日も苦にはならず 幾重にも心重ねて ただここにある事だけ

 幾星霜越えた暁 変わらぬ思いに心奮い立たせ 幾久しく慕い続けるために

 暇な天狗は酒の肴といい 早く出て行けと猫又も 小鬼達は戯れつき騒がしく

 衣の絹が喜びに染まるときまで 水面は映し続ける 悲哀の中の幸せを

                              虚ろの酒宴

  人の暖かさ 触れるとどこか恥ずかしく 反故にしがちになる 手を出して受け取ろう
 とても勇気のいる事 だけど無駄にしないようにね 暖かく感じられる心を保つように

詩 31

      .(⌒⌒ )          \ | /
         .(⌒⌒ )      ― ○ ―
                    / | \
 ∧_∧         ∧_∧
(´・ω・)       (・ω・` )
 O┬O )        O┬O )       (◯)
◎┴し'-◎ ≡    ◎┴し'-◎ ≡   ヽ|〃
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 月明かりの百鬼夜行 舞い散る桜が夢へと誘い 一夜の華に酔いしれる

 道を割る大小差した鬼達 豪華絢爛な乗り物に眉をひそめ 黒無垢姿が恨めしく

 籠の鳥から籠の鳥 懐剣と覚悟を決めて 萎れた莟に思うぬし様

 朝靄の香りに微笑み 未来永劫続くと願いて せめて記憶の片隅に

 昼下がりに頬濡らし 格子の向こうに一人約束をして 想い届けと風に乗せ

 満開の桜と魑魅魍魎 奥様と呼ぶ鬼達に笑顔で返し 来世はきっとと戯言を

 いずれ消えゆくものでありんした わっちは最後まで華でありんしょう

 御簾の向こうに影はなく 敷き詰められた莟 目の前にあるは色打掛

 華と咲けと微笑むぬし様 崩れる心に白粉は流れ 華と咲ける喜びへと

                               莟の華

  木陰でふと吹く風は心地いいもの 故意に当てる風は悪意にもなる さりげなくね
 辛い時だからこそ善いことわかる かけがえのないものはそんな時の中に 

詩 30

       彡 ミ
    彡\/ []彡
    ミヽⅡ/彡 §
  彡[]\Ⅱ   彡 §
 ミヽ彡☆. / ミ/ 彡  みんなの願いが叶いますように
 彡ヽⅡ 彡[]
ミ☆  彡./ .彡
 ミ\Ⅱミ彡[]   ∧,,∧
   Ⅱ   (^(・ω・`)
   Ⅱ   ヽ   o
   Ⅱ    しー-J



 
 昼下がりの狐の嫁入り 向こうへと誘う虹の橋 雨の格子がしとしと

 美しきは格子の外 想い秘かに胸に秘めて 遠いあちらのぬし様へ

 優美なれど籠の鳥 見えぬ足枷に恨みを乗せて かむろ達の笑顔に癒される

 ついてこいと言葉1つ 三途の向こうであれ どこまでも

 待ってほしいと願い1つ 此の世消え果つ時まで いつまでも

 消えるなと無理を1つ 輪廻転生巡る想いと共に この御心までも

 わっちはここにありんす ぬし様の孤独は未来永劫ありんせん 

 そっと手を格子の外へ 冷たい雨を頬に受けて 風に舞い散り消えゆくように

 思いは果て無く 願いも果てなきものと 華と咲きこの身果てるまで  

                               雨の格子


   この世はみんな精一杯 人のことに余裕などなく 嫌な事も押し付け合い 見渡して
 誰かやってくれる 見なければ時間は進む ほんの少しでも労えたなら 嬉しいね

詩 29

 
| |∧ ∧
|_|・ω・`) 
|壁|o o.
| ̄|―u'
""""""""""


 朝靄の薄暗闇 ほんのり差す朝日を背に受けて 人もいない白い道をやってくる

 明け六つの非常識 傍にいて茶を飲むだけの迷惑千万 ただ微笑むいい人

 何が楽しく何が嬉しいのやら からかいに来てるよう いい気持ちはしないもの

 気持ち意地悪に苦めなお茶をお出しします 少し乱暴に置いて 零れない程度に

 わっちも暇ではありんせん 冷やかしなら帰っておくんなんし

 心ふわりと包まれて 差し出すは莟の花のみ 繰り返す毎度に安心する

 大事なものは言葉ではない 重ねるものに言葉はいらないと 意地悪なぬし様

 微笑みひとつが生きる糧 それだけにただ救われる ご法度禁制の岡惚れ

 手も振らず見送らず 通じ合うとただ信じて 咲いた莟をただ見つめます


                              朝靄の微笑み

  確かな物は何1つなく 見えるもの全てが靄がかり それがなんでも当たり前
 叩くのは石橋ばかりじゃなく 求めすぎるその心 流れ流されゆくままに

詩 28

 ,,;⊂⊃;,、  。   アーメヨ フレフレ
 (∩・ω・) /》     カッパッパ♪
 【(   #)つ .巛
  し’し’ 




 薄く明るい朝靄の中 小さな荷物を抱えた旅人が行く 杖に大きな鈴をつけて

 澄んだ音に皆振り返る 多くを持たない旅人に首をかしげながら 子声で笑う

 哀れな旅人よ 施しはいらないか 裕福な商人は問いかける

 惨めな旅人よ 肉はどうだ うまいぞ 屈強な軍人は誘惑する

 傷ましい旅人よ せめてこのローブを 貧しい街人は慰める

 その手に持った杖を振り鳴らし 高らかに旅人は歌う 空気を震わす歌声で

 持つ事はよき事だ 抱え切れぬほど沢山のものは幸福なのだろうと

 その重さで足が鈍り 視界は狭く 傾ける耳もなくとも幸せなのだろうと

 鈴は鳴り旅人はゆく 子声で愚痴る人々に見つめられながら 身軽な両手をかざして

 背中に背負うものは多くなく 少しの大事を小脇に抱え 軽い歩みでただ前へと

                               小荷物の旅人

  手を振る 会えたねと嬉しいが混ざる素敵なもの 笑顔も一緒なら敵うものはないね
 手を振る またねとありがとうが混ざる美しいもの 涙は見せないで再会の約束

詩 27

       ○ o
   ∧ ∧   ○
 ̄| ̄|・ω・`)y━o
| ̄ ̄| ノ    。


 
 風一つもなく 平穏な波も立たない水面のように 願い続けるは傷つかないようにと

 それは鏡のように周りを映す 映っているもの 輝く太陽かぼんやり淡い月なのか

 人の興味は尽きる事はなく 1つ小石を投げてみる 押さえきれない禁断の気持ち

 水面は波紋を呼ぶ 真中から外側へ様々な歪みを生んで 映るものも形はなく

 やめておけばいいのに 結果はわかっているはずなのに 心の何かが石を投げる

 音がすれば気がついてくれるはず 振り向かせたいと 傷つく事を犠牲にして

 得られるものが冷たい笑顔としても ぱっくり開き赤色が噴出すとしても

 ここにいるよと声を上げたい そんな気持ちはわかるでしょう

 見落とさないように 打ち寄せる波紋の波を どこかで誰かが頼りにしてる

 重なり合って生まれる喜び 映るものは何も語らない 聞こえてくる水面の音


                            水面
 
 色んな喜びに一言素直に出るようにしよう ただただおめでとうでいいじゃない
 悲しみには大丈夫と 気持ちはわからない当たり前 汲み取ってあげるのが大事

詩 26

底が抜けるほどの青い空 白く伸ばした腕に絡む茨 赤色はつるりと伝う

 いつから絡んだの 何も感じない不思議な感触 それが当たり前のように

 心地よい音と流れる澄んだ水 白い足にも棘は刺さる 赤色はぱたぱたと落ちて

 どこが始まりなのかわからない それは確かにに巻きついて 歩みは止まらない

 爽やかに吹き抜ける風 真っ赤な体に花は咲き誇って 赤色はふわりと散る 

 流れ続ける美しき赤色 誰もが気がつかずに 終る事のない螺旋を描く

 少し労わる事の出来たなら 思いあう事に気がついたのなら 赤色も無駄ではないね

 咲く花は雪色に いずれ赤色になる体に無数に咲け その数だけ優しさになるように

 
                             赤色

  笑顔は全てに効果のある万能薬 これがないと生きていけないでしょう 大事にね
 向けられるだけじゃなく 全ての自分の前に この薬届けましょう

詩 25

 とても綺麗に編み込まれた鳥巣 その中に色褪せた卵がある 

 いつか雛を孵すと微笑みかけて 心配ないよと語りかけてた 輝く卵は嬉しそう

 毎日飽きずに傍にいて 沢山の言葉を紡いだ ただその時が待ち遠しいと

 だけど卵は孵らない 美しかった卵 今では鳥巣にそっと置かれている

 人が期待する時は果てしない 何もかも飲み込む大蛇のように 底もない

 たしかに誓ったはずなのに 語った言葉もふわふわと煙に消える

 暖かさを積み上げるだけでよかった ただそれさえも辛さに流された

 時間のかかる事もあるよ 少しでもいい暖める事続けていこう

 輝く卵 みんな雛に孵る時がくる いつかその時まで待てばいいじゃない

 待ち望むものはいつかの彼方に それは素敵な事 そっと包むあなたの卵

                           輝く卵

   必死で追いかける もう一人は嫌だからと 輪に入るための犠牲とも思わずに
 逃げていくものより 差し伸べてくれるもの ちゃんと手を伸ばしてね

詩 24

大事な古い宝の箱 時間をかけて大切なものをいれる箱 沢山入っている箱

 最初からあったもの 時間と共に集めてきたもの まだ無いものもある

 一度手にしてしまうとあまり大事じゃなくなるね 大変な思いもしたはずなのに

 失うことは無いと思い込んで いつ無くなったのかも思い出せない

 箱に穴があいている訳でもなく かけておいた鍵もちゃんとかかったまま

 無いものばかり探している それが必ず必要って思い込んで ほんとに必要?

 箱の中にあるもの きっとかけがえのない 失うと永遠に探す事になるよ

 あるものに目を向けよう それは簡単でいつでも出来る事 

 無くしてから泣かないように ある時から感謝して泣こう 無いもの探しはその先に

                            古い箱

  いつも鳴く小鳥達 麗しく 時にうるさく 気に止めないと何でも無い事
 気がついてない素敵な事あるよ 同じ日々はないのだから 毎日が新しい日

詩 23

 1つだけを追いかけている 何よりも優先して それが最善と疑わない

 前にこそ何かあるって 得ることしか喜びはない 他の事は只の無駄とか

 移ろい易く ぽろぽろと置いていってしまう 何か忘れてないのかな

 目の前が曇ると不安になるね 忘れるために必死になっていく 誰でも怖くなる

 少しの間でも長く感じるの 暗いとどんどん大きくなる やがて一杯になってしまう

 前が見えないなら周りを見よう ささやかな言葉を聴いてみよう 
 
 いつもそこにあるよ 幸せな事 握った手じゃ掴めない 目一杯広げてみよう

 価値など何もない喜び 笑顔になれる事が価値を上回る にこやかに晴れやかに

                             忘れな事


  足を止まらせるのは自分の心 恥ずかしい思いするのは嫌だね 怖いと思ってしまう
 眺めているのはつまらないでしょう こっちにきて踊りませんか 皆で恥ずかしい踊りを

詩 22

何故か知っている いつどこで覚えたのだろう 誰が決めたのか常識なのか

 疑う事もなくそれは良き事だと記憶している 何故か疑問に思わない

 昔からこうだから みんながするから当たり前だ 右に習え流れゆくままに

 同じ色の中に同じ色でいると見えなくなるね 目立つとよくないと

 暗い中で明かりつけない 誰も見つけられないね 泣いててもわからない

 じゃあ光ればいいのって 出来ればいいけれど勇気がいるね 

 眩しすぎると目を潰すよ 弱く光ると記憶に残らないよ どうすればいいのって

 同じ色でも少し違うの沢山ある 自分の色 人の色に合わせないで

 自分のもつ色 同じ色はないの 自分がそうしない限りはね

 見つめて自分の色 大事に抱きしめる 混じってしまわないように

                             気持ちの色

  ぶつかった時にこそ目を逸らさないで 自分の前にあるのは何かということから
 映るように見えるのは醜悪な自分 そっと抱き寄せて大丈夫と囁いて 優しくね

詩 21

 いつもどこからか声がする 笑ったり励ましたり たまに馬鹿にする事もね

 1人の様で1人でなく 別な様で同じもの いつも寄り添い1つの人

 誰でもある弱いところ ちょっと寂しいとき すごく辛いとき 声は暖かく

 人からわからない嬉しい事柄 潤む瞳 はにかんだり 恥ずかしかったり 声は弾んで

 暖かく囲まれて 何不自由なく恵まれているように思えても どこか孤独

 声は一番近くに 厳しくも甘やかすときもある 知らない振りはしないでね

 目を背けたいことも声はわかってるよ そして教えてくれる ちゃんとみてと

 何でも知っているの 隠し事も無駄なの 向きあわないと泣いちゃうよ

 笑いながらお茶でもする 必要なものもそこから見つかる 手を取って

 何もない事はない 何もないと思うからない いつでも声に聞くこと忘れないで
 
                             寄り添うもの

   言いにくい事沢山あるね 私を見てとか? わかって欲しい事もあるね 寂しがり屋とか?
 みんな同じ事別の形で思ってる そんなに違うものじゃない 差し出す手が何より必要

詩 20

まぁるくて透き通っている どんなにも形を変えるけれど それは美しい

 落ちれば飛沫の玉を上げ 潜れば泡の玉を作り出す 見惚れるよう

 何より大事な物 命を紡いでいくのに必要なもの 人には沢山あるね

 多くを湛えると青くなり 純なら透明で 澱むと濁る 心にもよく似てるね

 人は水なしでは生きていけない 心もないときっと生きていけない

 苦しい原因でもあるけれど 濾過する事もできるよ 幸せな事のフィルターで

 ありふれたものだけどないと困るね この世に無い様な特別なものじゃない

 見落とさないでまぁるく光る水玉を 純で眩しい心の玉 

 自分の中にある事気がついて 曇りない水玉はいつでも心の中に

          
                          水玉

  喜びあう事は難しい事じゃなくて いがみ合う事もお手軽で簡単 はっとする事気をつけて
 少しでいい思いやろうよ 余計にする事でもないのだから 誰でもできるお手軽な事

詩 19

一つ一つ積み重ね 積んでいけたものは全て無駄にはならなくて

 一歩一歩少しでも前へ 進んだ分だけ自分の中に貯まっていく

 遠く見えていた坂の頂上 いつかそこへたどり着く

 登った先の坂はまだまだ続いていて そこからまた歩いていく

 決して満足はしないで 大きな喜びはしっかり胸に刻んで

 一つ出来たら手を差し伸べよう まだまだ積み上げていけるものがある

 なんとなく積み上げるだけでなく だらりと前に往く訳でもないように

 道を知るものは道を示そう 道端には素敵な花も咲くよ

 きっと大きな果実のようになる 一人だけじゃないのだから

                             頑張る事


   たった1言が心に矢を放って嬉しくなるね 触れ合える温かい人は大事なもの
 素直に歩み寄ろう 心がいつでも温かくなるように 周りも暖かくなれるはず

詩 18

 勝気で頼りがいがある ほんとは臆病で傷つきやすい

 苦手な事が多くぱっとしない ほんとはうまく出来てとても器用

 なんでも見えてしまうから それだけで判断してしまう 決めて疑わなくなる

 月だって見えているのは半分 裏側は誰も知らない 

 もっとよく見て見よう 見えない所もまだあるかもしれない 見えるものが全てですか

 あなたが見ている自分もきっとまだ半分 もしかしたら全然見えていないのかも
 
 出来そうもない事は誰にでもあって 苦手だと決め付けている

 まずはやってみようよ 誰もよりも派手に失敗して大笑いしよう

 もっともっと何か出来るよ きっと見えないものも見えるようになれる

 見た目は只の形 苦手は自分自身が決めた事 勝ち負けは人が決める事

 見ようとしなかったものを見るように きっと始まる大事な事

                           見えるもの

  咲き誇る花は皆の思いを受け止めて 妖精達に花びらの乗り物を 思い一緒に託して
 散りゆく際に美しく 命と引き換え風に舞う 咲くは思い届ける為に

詩 17

 同じものが好き 同じ場所に寄り添いあい 肩を並べて歩いていく

 何もかもが同じ願いと 目指すものも同じ所だと信じ続け 前を向いている

 壊れる事のない絆と思い込み 背中向ける事はないと手を繋ぎあっていた

 けれど何故か歩が進まない 軽いはずの足は泥沼の中のように重い

 笑みを浮かべるはずの唇は血が滲み 涙堪える瞳は虚ろに輝きを失う

 だってね 人はみんな違う どこまでいってもそれは変わらない

 目指すものも その人が立つ位置も 肩を並べる意味さえも 一人一人別のもの

 みんな同じじゃダメ 一人一人違うからこそいい お互いが噛みあう

 だから受け入れて わかり合えないのではなく わからないのだと

 伝えてみて 心に花を沢山咲かせて 素敵な笑顔でね
 
 形は変わっても心繋がるよ 一度結んだ縁なのだから 求めるものは笑顔の先に

                             違い

 心の部屋に沢山の物を置かないで いつでも不意の事をしまえるゆとりを 大事な事
 我慢だけしてても何も良い事ない 心奔放に開け放って整理して 部屋が明るいように

詩 16

雪がちらつく深夜の調理場 魔女達は禁断の魔法を使い想いを形にする
 
 薄暗い部屋の灼熱の釜にかけられた 黄金の鍋が最高の香りを放つ

 恥ずかしさの炎で焙煎した太陽色のカカオ 移り香を防ぐ苦いエッセンス少々

 今にも蕩けそうな表情の甘い甘い砂糖 一滴で酔いつぶれる真っ赤なブラッディワイン

 仕上げに純白の願いのココナッツ 隠し味には焦がしたカラメルで決まり

 魔法に淡い希望を込めて 明日流す涙も心の湖に沢山貯めて

 魔女達は使い魔に愛を託す 破れそうな胸を落ち着かせながら

 届け 全ての魔女達の想い 燃やし焦がせその身焼け落ちるまで

                            バレンタイン

   いつでも目の前にはドアがある 締め切られた窓も沢山 開けようよ自分からね
 向こうには広がってるよ 色んな世界 そこにはきっと探してるものもあるはず

詩 15

 ここは私だけの場所 少しの気遣いで生まれた どこか寒くないようにと

 過ぎ去る人達はみんな大変そう いいえ違う みんな大変なの

 何か1つ違えば行く先も全然違ってしまう 交わったようなそうでないような

 手には一握りの大事な物 誰も多くは持てない 無くさないようにと握りしめて

 私には今あるこの場所が全て ここがある事に感謝する事が始まり

 だって願うことは贅沢じゃない 今は生きて笑えるのですもの

 だけどね 少しだけお願いしていいなら こっそりつぶやいてみたい

 口にしてしまうと泣いちゃいそうなの 私だって強くはないのだから

 暖かな日差しの中 いつかありがとうって手を触れるようになりたい

 壊れないように 崩れないように 聞こえないくらい小さな声で

 ここは私だけの場所 生きてくれと優しさから生まれた いつか温もりに抱かれるように

                            小さな箱の場所

 道は前には無いもの 歩いてきた後ろに出来ていくものが道 分かれ道も後からつけた理由
 ほんとはいつも自分で選んでる うまくいかなくても受け入れて 何事もそこから

詩 14

ここは私だけの場所 少しの気遣いで生まれた どこか寒くないようにと

 過ぎ去る人達はみんな大変そう いいえ違う みんな大変なの

 何か1つ違えば行く先も全然違ってしまう 交わったようなそうでないような

 手には一握りの大事な物 誰も多くは持てない 無くさないようにと握りしめて

 私には今あるこの場所が全て ここがある事に感謝する事が始まり

 だって願うことは贅沢じゃない 今は生きて笑えるのですもの

 だけどね 少しだけお願いしていいなら こっそりつぶやいてみたい

 口にしてしまうと泣いちゃいそうなの 私だって強くはないのだから

 暖かな日差しの中 いつかありがとうって手を触れるようになりたい

 壊れないように 崩れないように 聞こえないくらい小さな声で

 ここは私だけの場所 生きてくれと優しさから生まれた いつか温もりに抱かれるように

                            小さな箱の場所



道は前には無いもの 歩いてきた後ろに出来ていくものが道 分かれ道も後からつけた理由
 ほんとはいつも自分で選んでる うまくいかなくても受け入れて 何事もそこから













とてもよく晴れた日 気持ちのいい日差し 花達に手を振り歩く 

 気分も晴れやか 心の色が暖かい色に染まっていき 口ずさむあの歌

 ちょっとした幸せ 些細な幸運 何も得る事のない満足感 生きる喜びに繋がる

 人は大きな幸運を期待する 何か見返りはないかと思ってしまう 寂しい現実

 心の奥ではわかってるはず 誰でもほんとは一言欲しいだけ みんな知ってる言葉

 また手が繋げるよ 結ばれた縁は早々切れる事無く堅いものに

 素直になれるよ みんな背中合わせでもたれかかって生きている 人はそんなもの

 頑張っているんだ わかってるから いつも見ているよ 傍にいるんだよ

 壊れる前に振り向いてね 触れ合える手はいつでも伸びているから

 行こうよ あの花道へ ゆっくりだけど一歩ずつ 一緒に並んで

 暖かい手とその心 必要なのは求めないこと 花道はすぐそこに

                            花の咲く道

   いつもどこでも罠はあるよ おいしく甘く良き香りのする罠 よく見極めて
 無くてもいい物多いはず 失う怖さよりあるものを大事に きっと気がつくはず

詩 13


  ぼんやり眺める 浮かぶのは雲 それと思い描く色んな形

 ずっと願ってきたはずなのに 気がつけば違うものを手に取ったりして

 いつの間にか大好きだったもの それしかないと思ったもの 今では普通

 お洒落なカフェ 向かい合うテーブル 香りのいいコーヒー 向かいには誰かがいて

 大人になったんだ なんて苦笑いしながら微笑む 素敵な時間

 そんな事を思い描いて ずっと胸にしまってはずかし笑い

 思い描くこと忘れないで 胸に沢山形を詰め込んで ぽろぽろ溢れちゃう位にね

 1つ叶えば微笑む事出来るよ ついでに周りも微笑ませちゃえ

 忘れてた大好きをもう一度抱きしめてみて きっと微笑む形がそこにあるよ

  
                            素敵な形









とてもよく晴れた日 気持ちのいい日差し 花達に手を振り歩く 

 気分も晴れやか 心の色が暖かい色に染まっていき 口ずさむあの歌

 ちょっとした幸せ 些細な幸運 何も得る事のない満足感 生きる喜びに繋がる

 人は大きな幸運を期待する 何か見返りはないかと思ってしまう 寂しい現実

 心の奥ではわかってるはず 誰でもほんとは一言欲しいだけ みんな知ってる言葉

 また手が繋げるよ 結ばれた縁は早々切れる事無く堅いものに

 素直になれるよ みんな背中合わせでもたれかかって生きている 人はそんなもの

 頑張っているんだ わかってるから いつも見ているよ 傍にいるんだよ

 壊れる前に振り向いてね 触れ合える手はいつでも伸びているから

 行こうよ あの花道へ ゆっくりだけど一歩ずつ 一緒に並んで

 暖かい手とその心 必要なのは求めないこと 花道はすぐそこに

                            
 




 花の咲く道いつもどこでも罠はあるよ おいしく甘く良き香りのする罠 よく見極めて
 無くてもいい物多いはず 失う怖さよりあるものを大事に きっと気がつくはず